花冷えの風にふと肩をすくめるたび、季節の変わり目と見えないウイルスに負けまいと、静かに気を引き締めている、かぼすですはじめまして!
第6回は私が担当します!![]()
今回は、当院の医師事務作業補助者が、3年間の教育プログラムの一環として取り組んでいる「学習カリキュラム」の一部をご紹介します。
どの病院でも企業でも、新しく入職する方や配置転換する方が、新しい業務を覚えるときに感じる不安は、共通していると思います。 “いかにスピーディーかつ正確に習得し、早く戦力になれるか”は、誰もが気になるところです。
ひと昔前では、「俺(私)の背中を見て学べ!」という指導スタイルもありましたが、今はもうそんな時代ではありません。 とはいえ、指導する側がすべてを手取り足取り教える時間は十分に取れませんし、答えをすぐに与えてしまうと“考える力”が育ちません。
私たちはマシンのように一度で記憶できるわけではありませんし、限られた指導期間の中で全業務を完璧にマスターするのは難しいものです。
指導する側は、
「どう教えればわかりやすいかな?」
「この業務、この前も説明したけれど難しかったかな?」
と試行錯誤しながら指導しています。
一方、教わる側は、
「教えてもらったのに、忘れちゃった!どうしよう・・・患者さんが待っている。先輩忙しそう…話しかけづらい・・・」
と焦ってしまうこともしばしば。
こうした場面、よくありますよね。
そんなときに頼りになるのが―― マニュアルです!
前置きが長くなりましたが、今回は『マニュアル作成』についてご紹介します。
当院では、新入職員が1年目の終わりにグループワーク形式で、全診療科共通の業務マニュアルの改訂と新規作成に取り組む仕組みを3年前から導入しています。
現在、当院の医師事務作業補助者は、21の診療科に配置されています。すべての業務を完全に統一することは難しいものの、電子カルテの基本操作、院内ルール、医療接遇、院内マップなど、共通して必要となる項目をマニュアルとしてまとめています。

なぜベテランさんではなく、1年目の新入職員が作成するのかといいますと、
それは、「新人の視点こそが最高のスパイス!」いわゆる新入職員が作るということは、「どこでつまずくか」を一番知っているからです!
まずは、既存マニュアルの改訂からスタートします。
先輩が作成したマニュアルの運用の変更点や、より理解しやすい解説の追記など、新入職員としての視点を取り入れながらブラッシュアップしていきます。
その後、1年間の実務経験を通して「新たに必要だ!」と感じたマニュアルについて、新規作成します。
今年は
• 院内の他の診療科への紹介方法
• 院内のPET-CT検査の依頼方法 の2項目を新規作成!

各診療科の医師事務作業補助者にヒアリングしながら、PowerPointを使って電子カルテのオーダー画面やイラストを貼り付け、忙しい外来中でもパッと調べられる“わかりやすさ重視”のマニュアルを目指しています。


ここで、2年前にマニュアルを作成した、みかんさんにお話を聞いてみました!
みかんさん🍊 :
『私自身、異業種からの転職で医療知識がなく、入職時には共通マニュアルもない中でのスタートでした。
今では、マニュアルの大切さを実感し、『電子カルテに触れたことがない方でも困らないように』という想いから、医師事務作業補助者全員で協力して共通の業務マニュアルを作りました。
これからも現場の声を反映してアップデートを続けていくので、未経験の方でも安心して業務に取り組めると思います!』
現在、みかんさんたち3年目のカリキュラムを行っている方々は、「アウトプットする力」を育むことを目的に、診療科ごとの業務マニュアル作成にも取り組んでいます。業務を言語化・可視化することで、自らの理解を深めると同時に、見直しの機会となり、効率化や質の向上にもつながると考えています。
少しずつ項目数を増やしながら、これから入職する方や、新しい業務に挑戦する方が、不安なく業務に臨める“指南書”として活用していただければ嬉しいです!
ちなみに私は、ど忘れしたときに大変お世話になっています…。退化しつつある脳に抗うため、必死に思い出そうとしていますがね・・・(笑)
以上、当院のマニュアル作成の紹介でした。
またお会いしましょう。 かぼすでした。![]()